婚活パーティーに参加するメリット・デメリットとは?
恋愛・結婚のプロが教える「婚活パーティー必勝法」
まずは婚活パーティーと合コンの違いを知ろう
職場結婚がめっきり少なくなってしまった昨今、男女の気軽な出会いの場として、婚活パーティや合コンはますますその必要性が高まっているように感じています。
中でも、短期間で結婚に直結する確率が高いのが「婚活パーティー」。合コンに比べて少々敷居が高いイメージですが、あくまで「真剣な結婚」に焦点を絞った内容と言えるでしょう。
実際、ユニークな場所で開催されたり、工夫を凝らしたイベント性を取り入れたり、中には結婚相談所が直接開催している企画もあります。
そのため、主催者によっては「結婚相談所の会員限定」だったり「当日マッチングした場合は後日お見合い」という条件が付けられているパーティーも少なくありません。実際、こうしたハードルが高ければ高いほど、それに比例して「結婚への意欲が高い」といって良いようです。
そこで、今日のブログでは、そうした特性を踏まえて「婚活パーティーでお相手を見つけるヒント」について、お話して行きたいと思います。
1.婚活パーティーの魅力
1-1.結婚を前提として参加している
その名の通り「婚活パーティー」ですから、目的は何と言っても「結婚相手探し」。そのため、年令や職業、学歴や年収などの参加条件を前もって明示して募集することが主流です。
参加に対しては、身元を確かにするために、これらの諸条件を証明する書類の提示なども求められることが多く、また参加者の男女比や年齢層なども配慮されるので、合コンに比べて格段に「真剣な出会いのチャンスが増える」といえるでしょう。
1-2.真剣な意欲を持った複数の異性と出会える
婚活パーティーの魅力は、何よりも「同じ目的を持った出会い」にあります。真剣な意欲のある人たちの中で自己表現をすることは、緊張感がある反面、絶好の自己成長の場でもあります。
特に「参加条件を絞ったパーティー」になればなるほど、お互いにお相手をきちんと見定めようとする傾向が強くなりがちです。ですから常に、笑顔の奥に「シビアな目線」があることを忘れてはなりません。
1-3.基本は「集団お見合い」
結婚を前提としてマンツーマンで会うのが「お見合い」ですが、その敷居を少し下げて集団化し、イベント性を持たせたものが「婚活パーティー」といえるでしょう。
もちろん、希望に叶う異性に出会えない場合もありますが、真剣な恋愛や結婚に至る入口としての可能性は低くありません。
また、たとえマッチングに至らなかったとしても「自己成長やコミュニケーション訓練の場」として割り切って活用すれば、これからの婚活における大きなメリットになります。
1-4.大人のマナーやエチケットが身に付く
シュチュエーションを問わず、恋愛や婚活を左右する最大のカギが「コミュニケーション能力」。容姿や条件もさることながら、二人の間で「会話がつまらない」「一緒にいても楽しくない」では、たとえどんな形の出会いであろうと、その先の進展など望むべくもありません。
「楽しく過ごす」ことが人間関係作りの第一歩ですが、気軽な合コンと違い、ある程度フォーマルなマナーやエチケットが求められるのも、婚活パーティならではの約束事。ドレスコードも特別の指定がない限り、男性はスーツ&ネクタイ。
女性はそれに準じた服装ということで、いわゆる「インフォーマル」が基本となります。同時に、そうした姿が似つかわしい常識的で洗練された振る舞いが求められるというわけです。
同じ食事をするのでも、スーツを着て食べるのとTシャツで食べるのでは、会話の内容から箸の上げ下ろしまで違ってきますよね。そうした「よそ行きの雰囲気」の中で、しっかりと自己表現し、好印象を与えるのが大人の魅力。婚活パーティーでは、まず真っ先にそこが問われるといっても過言ではないのです。
1-5.気配りと協調性を育てよう
幸せな恋愛・結婚のために、気配りや協調性はとても大切なスキルの一つ。競争の場ですからついつい自分本位になりがちですが、そうした余裕のなさもしっかりと「評価の対象」として、厳しい審査の目にさらされています。
もちろん、自分勝手に振る舞うのはもってのほかですが、逆に、単純に他人に合わせているだけでも「意志の弱い優柔不断な人」というレッテルを貼られてしまいます。
パーティー会場という独特な雰囲気の中で、周囲の人がどう動いているか、何をしようとしているかをよく理解し、譲り合いの気持ちを持ちながら上手に自己主張して行く。そうしたスキルを身に付けさせてくれるのも、婚活パーティの大きな魅力といえるでしょう。
合コンにも共通することですが、男女グループの中で、自分と他人を最大限に活かすためにはどう動けば良いか。回を重ねて行くうちに、それが自然に身に付いて行きます。その基本を軸にして、後はどれだけ臨機応変に立ち回れるかが、マッチング達成への近道なのです。
2.婚活パーティー攻略・コツのコツ
2-1.男性は積極的かつ率直に
「草食系男子」がトレンドではありますが、やはり男性は積極的・行動的に振る舞いたいもの。女性もそうした意欲的な男性を待っています。
もちろん、気配りのない自己中心的な行動は困りますが、常に他人の後ろを歩いて陰に隠れているようでは、男らしさに欠け「頼りない人」という印象を与えてしまいます。
女性に対して積極的に振る舞えない大きな理由に「自信がないから」というのが挙げられます。たしかに、初対面の相手と向き合うのは誰でも臆病になりがち。
けれども、多かれ少なかれ参加者の誰もが同じ思いを感じています。
もし、女性に対して自信たっぷりに堂々と振る舞い、ガッチリと心を捕まえて離さないほどの魅力に満ちた男性ならば、パーティーに出てこなくてもとっくに恋愛しているはずです。
「勇気は自信に先行する」。これは私が心理カウンセラーの修行時代に、恩師から繰り返し教わった言葉。自信とは最初から備わっているのではなく、勇気を持って行動しているうちに「気が付いたら身に付いていた」という特性を持っているのです。
2-2.プロフィールカードはしっかりと
パーティーによっては、事前にあるいは受付で「プロフィールカード」を記入して、一対一の会話の前にお互いに交換するケースがあります。この場合、プロフィールカードは大切なあなたの名刺兼履歴書。ここがいい加減では、いくら面接で饒舌に話そうと好印象にはなりません。
ビッシリと隙間なく書き込む必要はありませんが、すべての項目をコンパクトにまとめて埋めておきたいものです。
パーティーの規模にもよりますが、一般的に一対一でお話出来るのはせいぜい数分~10分もあれば上等。この限られた時間で自己アピールするには、プロフィールの効果的な表現が欠かせません。
職業や趣味、マイブームなど、そこからお相手に興味を感じてもらい、質問を引き出し、楽しく会話をふくらませるために、さりげなく工夫してみましょう。
「もう一度お話ししてみたいな~」まずはお相手にそんな気持ちになってもらうことが、マッチングの必須条件です。
2-3.婚活の達人は「聞き上手」
人見知りで無口な女性もいなくはないですが、基本、女性はおしゃべり。「自分のことを分かって欲しい、共感して欲しい」という気持ちは、男性よりもはるかに強いのです。
そこで男性には、ぜひとも「聞き上手」になっていただきたいと思います。人は誰でも「自分に興味を持って欲しい生き物」。話題の中に共通の想いがあればあるほど、親密な関係になりやすいのです。
プロフィールカードに書かれた内容の中から、お相手の「個性」や「こだわり」を読み取って、気持ちにより添って穏やかに話すことができれば、それだけでマッチングにグ~ンと近づきます。
もちろん「笑顔」は、そのための大切な基本です。鏡の前で口角を上げて、常に「自然な笑顔」を作るトレーニングをしてみましょう。それだけで、婚活の成果がガラリと違ってきます。
2-4.男性は五感で見られています
お友達探しの気軽な合コンと違って、一生を左右する結婚相手を探すのですから、見る目がシビアになってしまうのも、ある意味当然といえます。しかも同性の参加者は全員がライバル。
取りあえずその中で勝ち抜かなくては、その先の展開は何もありません。あなたのすべてが「比較の対象」になっているのです。
基本的に女性は男性に比べて「直観的な判断力」に優れています。理屈によらない第六感による「人を見る目」は、しばしば男性の「論理的判断」を超えます。男性は絶えず五感を駆使して見極められているわけです。
女性は例外なく「夫には出世して欲しい」と望みます。それが叶うことで、経済的な安定がもたらされるだけでなく、自分自身のランクアップにもなるからです。
なので「こいつ絶対出世しないな~」と思われてしまうような行為がもっともマイナス。
「セコイ男」「リーダーシップのない奴」そんな烙印だけは、間違っても押されないように。ライバル意識むき出しで他の男性参加者と協調性がなかったり、言動がいかにも自分本位だったりすると、女性は笑顔でレッドカードを渡しますよ。
「連絡先交換OK」のパーティで、それまでろくに会話もしなかった男性が、片っ端から電話番号を聞き出して回っている光景を目にしますが、本当にひんしゅくもの。運良く教えてもらったとしても、まず電話に出てもらえないでしょう。
3.婚活パーティーのデメリット
このようにメリットの多い婚活パーティーですが、デメリットもないわけではありません。冷徹な言い方ですが、あらゆるパーティーは「モテる人がモテて終わる」のが原則。
残念ながら「そうでない人は、たとえ場所を変えてもそうでない」。つまり「努力しない人には成果がない」わけです。
そうしたシビアな状況の中で、成果をつかめない状況が繰り返されてしまうと、いつしか心が折れて頑なに結婚に背を向けてしまう人も出てきます。これこそが、最大のデメリットといえるでしょう。
常に比較の対象にさらされることを念頭に置いて、上手に「モテる人のコツを盗む」ことも大事なトレーニングの一つ。「学ぶ」の語源は「真似ぶ」ですから、言葉遣いや立ち居振る舞い、ファッションなど、上手に真似て取り入れてみてはいかがでしょうか。
4.あなたは婚活パーティー向き?それともお見合い向き?
ベストの婚活方法は人それぞれ。集団での婚活パーティーに向いている人もいれば、マンツーマンのお見合いが向いている人もいます。
おおざっぱに分類すると、社交性があって第一印象の良い人は婚活パーティが向いています。お見合いと違って短時間の会話、しかも同時に比較の対象が大勢いるわけですから、その分、容姿を含めた第一印象のウェイトが高くなります。
逆に、口下手だったり、容姿に自信がないけれど、高学歴や一流企業勤務、高収入というようなウリがあるのなら、間違いなくお見合いが有利。そうしたハイスペックを求める女性を最初から探して、仲人のサポートも受けられるからです。
まとめ・・・妥協でなくとも、妥当でありたい
マッチングに際しては、正直「駆け引き」も必要です。「年令」はさまざまな条件の中でも大きな柱の一つで、あまり年齢差が大きいとマッチングが難しくなります。よく見かけるのが「若い女性ばかり狙う男性」。
釣り合いの取れた年令の女性を選べばマッチングしていたのに、毎回、若くて人気の高い女性を選んでアッサリ撃沈しています。