あなただけじゃない!「好きになれない」はよくある悩み
婚活に「迷い」や「不安」はつきもの
せっかく出会ったお相手なのに、いざお付き合いを始めてみると
「この人いい人なのに今一ピンとこないなぁ・・・」
「どうしても相手の人を好きになれなくてどうしよう・・・」
という言葉をよく聞きます。
このまま婚活を続けて、誰かを好きになれるのだろうかと不安になってしまうこと、
皆さんも感じたことがありませんか?
世代も条件も感性も違う数多くの男女に寄り添い、長年にわたって婚活サポートを行ってきた経験とノウハウの中から、そんなあなたにピッタリの解決法をお知らせします。
なぜ好きになれないのかを知りたくありませんか?
1.あなただけじゃない!「好きになれない・・・」はよくある悩み
皆さんにお伝えしたいことは、このモヤモヤモヤッとしたスッキリしない気持ちや悩みは「婚活をしている人なら必ず」と言っていいくらい感じることなのです。
なぜ目の前の人を好きになれないでしょうか?
なぜいい人で嫌いではないのに決めきれないでしょうか?
その答えは「目の前にいる異性が運命の人かどうかはっきりわからない」という状態だからです。結婚は人生の大きな決断ですから、大いに悩むのはもっともですし、迷いがでるのは当然のことなのです。
自分が理想とする結婚条件、見た目・清潔感・性格の良さなど、毎日の生活を共にしていく伴侶としてふさわしいかどうかを見極めないといけませんからね。
一目惚れをする人もいるかも知れませんが、そんな確率は低いです。
だから「いい人なんだけど好きになれない…」という気持ちはいたって「普通の感情」なのです。
2.婚活で出会った女性を好きになれない理由?
誰でも「生理的に無理」ということがあると思います。
結論から言わせていただくと、それを解決するのは非常に困難です。
人によって気になるポイントは違うと思いますが、
例えば、そもそも顔が好みのタイプではないとか、
デートでの食事の時に「歯並びや歯の色が気になった」「食べ方が美しくなかった」など
気になりだしたら後には続きません。やはり「生理的に無理でない方」との出会いを探しましょう。
2-1.もっといい人がいるんじゃないか?
一般的に、婚活を始めると一気に出会いの数が増えます。
全国展開の結婚相談所のネットワークを活用すれば、本来「出会えるはずのなかった人」とも、比較的簡単に出会えてしまいます。
「それなら、あっという間に恋人が見つかり結婚ができるのでは?」 と期待したいですが、なかかなそうもいかないのが難しいところ。
むしろ急激に増えたことで迷ったり、浮き足立ってしまい「もっと探せばもっといい人がいるのでは・・・」と考えて、葛藤が増す人が少なくないのです。
いまの彼女はこれと言って嫌なところも無いし、結婚も前向きに考えていると言ってくれているし、この人に決めてもいいのかなぁ…でも、やっぱりなぁ云々。
「正直、婚活を始めるとたくさんの人に会えるので、「もっと探せばいまデートしてる人よりもっと自分に合う人がいるのでは?」 って、ついつい思ってしまうのですね。
人は誰でも、多かれ少なかれ「本能的に変化を恐れる生き物」。
そのため「無意識に決断から逃げてしまう」という、心のメカニズムを持っているからです。
では、具体的にどうすれば良いかと言うと、今お付き合いしている方の良い所を10個挙げてみてください。
さぁ、どうでしょうか?さらさらと10個言えましたか?
もしすぐに言えるようでしたら、今のお相手でGO!です。
なぜならあなたは、お相手としっかりと向かい合って、かなりよく見ています。
「この人いいなぁ」と感じているということです。
「いい人なんだけど、何となくピンと来ない」などの理由で断ってしまうと「後悔先に立たず」ということになりかねません。
お付き合いの時にはあまり感じなかった(自分が無意識に目をふさいでいた)「深い魅力」を、別れたとたん、失ったとたんに心の底から思い知らされるということもしばしばあります。どれだけ悔やんでも悔やみきれず、地団駄を踏んだり、はたまた号泣したり・・・。
もちろん、一つも良い所が言えなかったら、次に進んだ方が賢明と思います。
一度立ち止まって、真剣に考えてみましょう。
2-2.本当にこの人でいいのだろうか?
相手と手を繋いだりキスをしたり、その先の行為をすることを考えてみてください。
まったく想像できない上に、そんなことあり得ないとさえ思ってしまう場合もあるのではないでしょうか。
あなたが相手に対して、不快に感じる言動や行動がどこかにあるのでは?
この人にはとても違和感を感じるということなら、他の人を探す方が結婚への早道と思います。
2-3.理想が高い
お相手に対する妄想があり、許容範囲が狭すぎる場合も、好きになれない理由です。
理想が高過ぎるとあの人もダメ、この人もダメになってしまいます。
男性は女性にこうあってほしいという、妄想をしてしまうもの。
その思いとかけ離れていると、好きと思えなくなってしまうのです。
妥協することが出来ず、自分の理想100%を求めても、そんなお相手は皆無と言わざるを得ません。なぜなら自分自身がパーフェクトではないのに、お相手に望むものが大きすぎるからです。自分も完璧ではなく、失敗してしまうことも多くありますよね。
相手も同じだと考えることで、今よりも相手に寛容になれるはずです。
そうなることで、相手の良い部分が見えてくるでしょう。
2-4.趣味や価値観などの許容範囲が狭い
良くありがちなことですが、趣味が一致していなければならないと思い込んでいる人が多いのです。
お相手が山登りが好きなら、自分も山登りを一緒にしないといけないとか・・・。
では、女性が編み物が好きだとしたらどうしますか?一緒にしますか?
しませんよねぇ。でもかえって「女性らしくて可愛らしい」と思いませんか。
結婚するからといって、けっして、何もかもが同じとでないと上手くいかない訳ではありません。
人それぞれに好きなことやモノに対する価値観は違って当然なのです。
ただ極端に一つのことにお金を注ぎ込んでいて生活費に響くようでしたら、結婚相手としてはお奨めできませんが、少しの妥協をすることも、結婚するためには必要なことです。
相手に対して妥協することで、許せることも増えていき、広い心をもって相手と接することが出来るようになるでしょう。
3・婚活で好きになれない時の対処法
「相手と一緒何かを成し遂げたり、経験するということがまったくないんです」というケースも多いようです。
お互いに仕事が忙しくて時間がないので、会う時いつもお食事をするだけ。
人は時間を楽しみ、経験を共にすることで好意が芽生えます。共同作業をして同じ達成感を共有することにより親近感を持つものなのです。そこで、何かを一緒に成し遂げたり、何かを一緒に作ってみたり・・・こういう行為がとても重要なのです。
そういう「参加型」のデートを楽しんでみるのも、お相手と心がふれあう秘訣といえるでしょう。
3-1.自分が会いたいと思える女性かどうか?
婚活慣れしてないために「デートしても楽しくない」「気持ちが全く深まらない」というお相手もいますね。
また異性とお付き合いをした経験がないから、昔から異性に対する扱いやマナーが欠けていて「配慮がない」といった相手もいます。
だからといって相手のマイナスな所ばかりを見ていては何の進展もありません。お互いに審査員ではないのですから、辛口の点数をつけていないで良い所を探しましょう。男性も女性も努力が必要です。自分が好意を持てばお相手に通じるはずです。
デートをしていて居心地が良く、自然体の自分で居られるのでしたら、また彼女に会いたいと思うでしょうし、真剣に結婚を考えるべきお相手だと思います。
3-2.ゴールを焦らない
婚活、特にお見合いで出会うお相手というのは、プロフィールで条件が予め分かっているだけの、いわば「書類審査をパスした人」に過ぎません。
けっして、一目惚れや恋愛からスタートできるわけではないのです。
けれども、結婚を前提とした出会いには違いありません。結婚相談所でお金を払って活動している以上「絶対に素敵な結婚相手を見つけなくては!」というプレッシャーを感じてしまう方も、少なくないことでしょう。
そこで、ついつい「恋愛感情というプロセスを省いてすぐに結婚へ」と、短絡的にゴールをめざしたくなってしまいがちです。
けれども、それだと容姿や条件のような「表面的な要素」でしかお相手を判断することができなくなります。じっくりと向き合い、お相手のことを深く知ろうというもっとも大切な努力を、ゴールにばかり目を奪われて無意識に怠ってしまうのです。
「いい人なのに、なぜ好きになれないのか・・・」
それは、けっしてお相手のことが嫌いなのではなく、まだ「好き」という段階に至っていないだけなのです。
気持ちを育むペースには、当然ながら個人差があります。
「熱しやすく冷めやすい人」もいれば、炭火のように「じっくり想いを温める人」もいます。そこに気づかずに「とにかく早く結婚しなくては・・・」と焦ってしまうと、いちばん大事なことが見えなくなって、良い結果に繋がりません。
たとえ運良く結婚できたとしても「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔することになりかねないのです。
「見た目がタイプだから」「条件が良いから」と、お相手の人となりを冷静に見定めないまま焦って進めても、なかなか「好き=愛情」という感情にまでたどり着きません。
これは当然な話で、婚活中であろうとなかろうと、知り合ったばかりの段階でお相手をいきなり「好き」になることはあり得ませんよね。「運命の出会い」のような一目惚れなら話は別ですが・・・。
ちょっと振り返ってみて下さい。学校や職場で出会い、好意を感じた相手のことを・・・。
付き合う前の段階で、姿や仕草に好意を感じ「気がついたらいつの間にか好きになっていた」というのが、本当のところではないでしょうか。
婚活も同じで、普通の恋愛と違って「タイムスケジュールが設定されている」というだけのことで、基本的な流れはまったく変わりません。状況はどうあれ、人の心にそうそう大きな違いはないのです。
誰もが「愛する人と結ばれたい」と願います。大好きな人と結婚できるのが理想ですね。
けれども、その「大好き!」という想いは、最初から湧いてくるのではなく、お付き合いを重ねる中で徐々に芽生え、少しずつふくらんで行くものです。
ですから、お見合いなどで「いい人だな~」と感じたら、まずは積極的に交流を重ねてみて下さい。
デートを続けて行くうちに、最初は見えなかったお相手の魅力を発見できるかも知れません。そういう流れで幸せな結婚に至ったカップルを、私たちは何十組も見届けてきましたから。
3-3.頑張りすぎない
「人を好きになれない自分が悪いのかも」「このまま人を好きになれないかも」と思ってしまうことはありませんか?
でも、そんなに心配はまったくご無用。だって、一目惚れでもしない限り、出会ってすぐにその人を好きになるなんてほぼあり得ないことだからです。
無理に好きになろうと頑張る必要もまったくありません。何度かデートを重ねてお互いに惹かれあうようになればいいのです。
二人の間に「ご縁」があるのなら、やがて必ずそういう気持ちが芽生えます。
3-4.別の出会いの場に参加してみる
今の婚活方法がダメだからといって「結婚できない!」と諦めることはなく、よく考えれば、また別の打開策があると思います。
ただ1つ、減点法でお相手のあら探しをしていたのでは、どんなご縁もなかなか実りません。自分が選ぶのと同じように、お相手からも選ばれているのが婚活です。自分自身が成長して視野を広げ、お相手の良いところを見つけられる自分になって下さい。
そうなれば、後は出逢いの場を増やすだけ・・・。
週末の「合コン」や「婚活パーティー」に参加してみる。テニスやスキーなどのスポーツを始めるとか、あるいは趣味の集まりに参加してみたり、旅行をしてみるなど、活動範囲を広げて積極的に行動してみると良いでしょう。
4.まとめ その人だけにこだわらないで
よく「頑張ってこの人を好きになります!」という人がいます。
心がけとしては立派ですが、といって無理をする必要はありません。
「この人とは合う」「あの人とは合わない」といいますが、一般的に「合う」ということの中身は3つのレベルがあります。
一つ目は「気が合う」「感覚が合う」ということ。「ウマが合う」なんていいますよね。
二つ目が「考え方が合う」「趣味が合う」ということ。
そして三つ目が「条件が合う」ということです。
では、この中で何がいちばん大切な要素だと思いますか?
最初の「気が合う」ということこそ、長い結婚生活を共にする上で欠かせないことなのです。感情の波長がしっくり合わない人は、いくら考え方や条件がピッタリでも、心から打ち解けることが難しく、一緒にいること自体がストレスになってしまいます。
この「気が合う」ことさえクリアできれば、他の二つはいくらでも克服できるといっても過言ではありません。
「好きにならなければ!」と無理をしたり「いい人だから」と安易に妥協するのではなく、
お互いのフィーリングを大切にして、いろんな人と出会って自分に合った人を見つけるのが、婚活を成功に導くカギです。
何よりも、自分がお相手に求めるもっとも「重要な点」を考えて下さい。目の前のお相手がそれをしっかり備えているかどうか、その見極めが大切です。
そして、お相手がそれを満たしているのなら、他のことには少し目をつぶる・・・そんな気持ちの余裕も必要でしょう。
逆に、お相手にそれが欠けているのなら、たとえ結婚しても長続きしない可能性があります。「人生を共に出来る人なのかどうか」という視点で、しっかり見定めて下さい。
結婚はゴールではなくスタートラインなのですから・・・。