結婚相談所に「向いてる人」の特徴【私は結婚相談所向き?】

2020-09-10

日増しに多様化している婚活のカタチ。そんな中でも、昔からあるのが「結婚相談所」です。正直、興味はあるけど、安くないお金を払って成果が得られるのかが不安・・・そんな方も多いことでしょう。

結婚相談所の婚活では、いったい、どんな人が幸せに結婚できているのでしょうか。さらに、どんな結婚相談所を選べば良いのでしょうか。こんな疑問にお答えします。

実は、私自身も結婚相談所の会員として3年間婚活しました。結婚後、夫と共に結婚相談所を営み、カウンセラー歴は9年です。その経験からお答えします。

この記事は「これから結婚相談所で婚活を考えている」人向けの記事です。ぜひ参考になさってください。

 

1.どんな人が結婚相談所に向いてるの?

1-1.条件にこだわる人

結婚相談所では入会時に審査があり、さまざまな公的書類の提出が義務づけられています。

相談所によって詳細は異なりますが、一般的に「独身の証明」「身元や家族の証明」「収入の証明」「学歴の証明」などを提出した上での契約となります。

これらは「自称」ではなく、きちんと裏付けのある公的な書類ですから、一切ごまかすことはできません。したがって、身元が確かな方ばかりなのです。

また結婚相談所では、こうした情報が記載されたプロフィールを見て、比較検討して「お相手候補」を選ぶことができます。「条件でお相手を選びたい方」には、安心でピッタリのシステムといえます。

 

1-2.恋愛力に自信がない人

結婚相談所の最大のメリットは「お相手の気持ちを知りながら安心して交際ができること」です。

一般に、恋愛感情=気持ちの盛り上がり方には男女差があり、たとえると、男性は一気に燃え上がる「ガスの炎」。

対する女性は「炭火」といえます。逆に、ボタン一つで瞬時に消える男性の気持ちと違って、女性は一度火が付くとなかなか冷めにくいともいえるでしょう。

こうしたことから、往々にして「男性はテンションが上がっているが、女性はテンションが上がっていない」というケースがあります。けれども、このようなタイミングで男性から告白をしても、絶対にOKは出ません。

恋愛力に自信がない人がやってしまいがちなことの一つが、まさに「相手の気持ちを推し量れず、自分の気持ちだけで告白して撃沈するパターン」なのです。

その点、結婚相談所では担当カウンセラーがお相手の相談所と連絡を取り合い、こまめに情報交換をしているため、お互いの気持ちのすれ違いがなくなります。

出来レースで告白~プロポーズまでできるため失敗がありません。これは結婚相談所での婚活にしかあり得ない、たいへん大きなメリットです。

 

1-3.アドバイスが欲しい人

恋愛・交際において「なぜ上手くいかないのか分からない」という人が多いのです。何ごとも原因が分からなければ、改善のしようがありません。

実際、20代男性の過半数が、30代男性でも4割近くが「一度も交際経験が無い」という状況の中、専門的な相談先が必要と答えている婚活者は8割近くにも上っています。

その点、結婚相談所の婚活では、経験豊富な仲人(カウンセラー、アドバイザー、コンシェルジュなど呼び方はさまざま)が、第三者の目線でアドバイスをくれるため、より婚活がスムーズになるわけです。

一例を挙げると・・・
「デートに連れて行くお店の提案」
「異性との会話の仕方」
「エスコートの仕方」
「好感度アップのためのアドバイス」
「告白までの流れ」
「ファッションアドバイス」
「LINEの文章アドバイス」
などをしてくれます。

アドバイスされたくなく、常に自分のペースでやりたいという人には向いていませんが、逆に「手取り足取り教えて欲しい」と思っている人には、まさに最適な婚活手段になることでしょう。

 

1-4.大勢だと自分の良さが出ない人

人見知り、引っ込み思案や無口な人は、合コンや婚活パーティーに参加しても、なかなか結果が出ない場合が多いです。

限られた短い時間の中で存在感を示し、好印象を与えるのが元々難しい上に、大勢の中で比較される状況では、なおさらコミュニケーション能力が問われてしまうからです。

とはいえ、結婚のための決め手は、何も第一印象だけとは限りませんね。

引っ込み思案であっても生活力が高かったり、無口でも知性に優れた人は世間にいくらでもいますし、そうした隠れた魅力を見つけて行くのも、交際の醍醐味かも知れません。

その点、お見合いならば1対1なので、お相手は自分だけを見てくれています。

そのため大勢の中で埋もれてしまうというデメリットがなく、事前に条件をわかり合った上で、じっくり向き合いながらお相手探しができるのです。

 

2.どんな結婚相談所を選べばいいの?

一口に結婚相談所と言っても、サービス内容はかなり違います。主に「お世話」に重きを置いている個人相談所、「情報提供」を主体の大手相談所に大別できます。

それぞれのメリット・デメリットについてまとめてみますので、ぜひ「自分に合った結婚相談所」を選んでください。

2-1.個人結婚相談所

メリット
・恋愛の仕方を1~10まで教えてくれる。
・遅い時間帯でも電話対応してくれる。
・性格や希望条件、婚活状況を把握して、相手を紹介してくれる。
・成婚までしっかりとサポートしてもらえる。

 

デメリット
・事務所が駅から遠いなど、アクセスが不便なことが多い。
・面談の場所が近所の喫茶店などが多い。
・カウンセラーの力量が相談所によって違う。
・お見合い料、成婚料などが追加で必要。

 

2-2.大手結婚相談所

メリット
・知名度と信頼感が高い。
・担当者と相性が合わなければ他のカウンセラーに変更できる。
・担当者が不在でも、他のスタッフが代行してくれる。
・スキルアップ研修やマニュアルがあり、サービスが安定している。

 

デメリット
・時間外と定休日には、相談したくても対応してもらえない。
・広告費や人件費などの経費が大きいため、利用料金が比較的高い。
・店舗外のサービス(お見合い同行など)は行わないか、別料金が追加される
・会社員なのでカウンセラー個人の都合で退職することもある。

 

3.まとめ 実はコスパがいい!

結婚相談所は利用料金がハッキリ明示してあるため、一見「他の婚活よりも高額に感じるかな」と思いますが、結婚に対する意欲や温度差に違いがないのが魅力です。

たとえば自由恋愛の場合、お相手の学歴や年収、家族構成まで知る段階になるまでには、相当の期間と多額のデート代が必要でしょう。

その点で、結婚相談所は「真剣に結婚を望んでいない人は一人もいない」ため、条件と相性さえ合えば短期間で結婚まで至る人が多いのです。
「結婚を前提とした出会い」を求めるならば、かなりコスパが良いのかなと思います。