【絶対にやってはダメ!】お見合いでの腕組は印象を悪くする

2020-07-27

心理学の世界では、ボディ・ランゲージといって「しぐさや身振りには心の動きが現れている」といわれます。

実際、人と人のコミュニケーションでは、7%が「言葉自体」によって、38%が「声のトーン」によって、残りの55%は「ボディ・ランゲージ」によって伝えられているという研究結果があります。

これをお見合いに活用し、お相手のちょっとしたしぐさによって「隠された本心」が分かれば、自分自身の対処法もよく分かり、お見合い突破のためにも良い結果をもたらすは・・・会員さんからのそんな相談も、この頃増えてきています。

たとえば「お相手の男性がお見合いで腕組みをしていたんですが、どんな心理なのですか?」とか「他のしぐさにはどんな意味があるのか教えてください」といったような、切実な質問が多いのです。

私自身も、結婚相談所の会員として3年間必死に婚活しました。その時の経験と、結婚カウンセラーとして9年間の学びの中で「やっぱりそうだった!」とうなづくことが数多くあります。

そこで今日は、お相手のしぐさで読み取る「心の内側」について、お話ししてみたいと思います。

この記事は「実は相手が気に入っているからこそ、一つ一つのしぐさが気になってしまっている」という人向けの記事です。ぜひ参考にしてください。

 

■まずは知りたい「お相手の気分」。

生まれて初めて会うお見合いのお相手。誰でも「自分のことをどう思っているんだろう・・・」と気になりますよね。第一印象はずっと記憶に残る場合が多いので、真っ先に知りたいところです。

とはいえ、お見合いは「大人の品定め」の場。雰囲気が悪くならないよう、お相手もある程度は話を合わせてくれますし、いわゆる「営業スマイル」で応対してくれる場合も多いようです。

「終始笑顔で話もよく合って・・・」それなのに、帰宅したら「速攻でお断りされていてガックリ」というケースも珍しくありません。

人は感情の生き物。お相手に対する印象の度合いは、そのまま「気分」に反映されます。お相手に良い印象を抱けば誰でも気分が良くなり、逆に、印象が悪ければ気分も沈んでしまうものです。

そこで、ポジティブな気持ちなのか、ネガティブな気持ちなのか、まずは「お相手の気分の状態」を、その時のしぐさが示すボディ・ランゲージから推測してみましょう。

*ポジティブな気分の時のボディ・ランゲージ
・身体を近づけたり、身を乗り出してくる。
・肩ひじ張らないでリラックスしている手足、組まれていない腕や足。
・長い時間のアイコンタクト。
・照れて下を向いたり、瞬間的に目をそらす。
・ジーニアススマイル(目尻にシワが寄るような正真正銘の笑顔)。

*ネガティブな気分の時のボディ・ランゲージ
・離れたり、体をそらす。
・腕や足を組む。
・横を向く。
・一歩さがったり、出ていこうとする。
・鼻や目、首の後ろをやたらこすったり、掻いたりする。

実際には、一つのシグナルには無数の意味があります。

断片的に一瞬の動きだけを見て判断を下すのは早計に過ぎます。たとえば、腕を組むことは一般的はネガティブな意味を持、その人が心を閉ざしているか、フラストレーションを感じているか、あるいは実際に寒いと感じていることを示しています。

しかし、単純に食べ過ぎてお腹が重いだけという場合もあります。

ですから、一つだけでなく、複数のボディーランゲージに注意を向け、性急な判断を下さいないようにしてください。相手をより深く見る必要があるということです。

 

■「腕組みの心理」について。

心理学的には「腕組み」ということは、相手に対する「不安感があって警戒している」や「相手の意見を拒絶している」「隠したいことがある」「機嫌が悪い」「考えごとに集中している」を意味します。ですが、ただの癖の場合も多いです。

ただ、心理的に判断するよりも、お見合いで腕を組むことは個人的には印象が良くないかなと私は思います。

もっとも「緊張感の現れ」や「カッコよく見せたい」で、男性が腕を組むことも多いので、それだけで判断するは早すぎるかなとは思います。「容姿や会話が噛み合わない」などの

マイナス面がなければ、もう一度会ってから判断してもいいと思います。

腕を組むこと自体よりも、それが横柄に感じられて引っかかる場合は断っても良いのではないかと思いますし、会員さんにはそのようにアドバイスしています。

 

■しぐさごとの心理。

心に思っていることは、そのままボディ・ランゲージとして行動に出るといわれています。比較的わかりやすい主な動作をまとめてみました。

とはいえ、単なる日常の癖の場合も多いので、深く考えすぎず参考程度にしてみてください。

*足を前になげだす:脈なしの心理
*足を開いている:心を許しているしぐさ
*鼻をさわる:嘘をついている
*小さく上下に揺れている:助けてほしいと思っている
*肩をすくめる:受け身で消極的の心理
*耳を触る:会話に対して不満を感じている
*頭をかく:恥ずかしいと思っている
*唇をなめる:緊張している、あるいは性的な欲求が満たされていない
*まばたきが多い:緊張している
*唇をかむ:感情を抑え込んでいる
*口を隠す:何かを隠したいと思っている
*目をこする:否定を意味している
*髪の毛を触る:会話に飽きてきた、あるいは単なる癖

 

■まとめ

信じるか信じないかはあなた次第です。ただカウンセラーの経験から、一つのしぐさにとらわれて一喜一憂をしないほうが良いかなと思います。細かいことにこだわって、全体像が見えなくなってしまうことも少なくないからです。

これらはあくまで傾向としての一例であって、実際はただの癖(自分でも全然気づいていないこともよくあります)という場合も多いので、一概に決めつけてしまって、本当のご縁を逃さないように気を付けましょう。